2026年10月23日に発売された「iPhone Duo」で、内側の画面がヒンジ(折り曲げる部分)に沿って割れたという報告が、発売当日から海外の掲示板に出ています。Appleは割れについてコメントしていませんが、同じ日にヒンジの不具合についてのサポート文書を公開しました。
36万円を超える端末だけに、「自分の1台でも起きるのか」「割れたらいくらかかるのか」が気になっている人は多いはずです。この記事では、報告の中身と規模、割れたときに最初にすること、修理代と保証の違い、リコールや修理プログラムの可能性までを、確かな情報と未確定の情報を分けて整理します。情報は2026年10月26日時点で確認したものです。
結論:報告は少数で原因は不明。ただし割れると修理代は本体の約半額
先に結論です。いまの時点で、iPhone Duoが欠陥品だと言える材料はありません。 報告は10件ほどで、原因も確かめられていません。一方で、内側の画面を保証外で直すと182,800円かかり、これは256GBモデルの本体価格364,800円のほぼ半分です。
| 項目 | 2026年10月26日時点の状況 |
|---|---|
| 報告されている症状 | 内側の画面がヒンジ沿いに割れる、画面の片側に明るい線が出る |
| 報告の数 | 約10件(海外の報告をまとめた件数) |
| Appleの公式コメント | なし(欠陥とは認めていない) |
| Appleのサポート文書 | 10月23日にヒンジの不具合の文書を公開。直らなければ内側の画面ごと交換 |
| 内側の画面の修理代 | 保証外182,800円/AppleCare+加入なら12,900円 |
| リコール・修理プログラム | 発表されていない |
私は、この件を「数は少ないが、起きたら高くつく話」と整理しています。不安をあおる話でも、「心配いらない」で済ませる話でもなく、起きたときの備えの話です。
今から備えられることは、次の3つです。
- 購入から30日以内なら、AppleCare+に入るかを決める
- Apple Storeで買った場合の返品は14日以内(損傷のないものが条件)だと知っておく
- 開くときにヒンジの手応えがおかしいと感じたら、力を入れて押し切らず、Appleに相談する
何が起きているのか:発売当日からヒンジ沿いの割れの報告
報告の多くは、内側の画面がヒンジの真上で割れ、画面の片側に明るい点の線が走るという同じ形をしています。外側に傷はなく、普通に開いている途中で起きたという内容です。

いちばん詳しく経緯が書かれているのは、オーストラリアの購入者の投稿です。手に入れて約6時間、開いた回数は20回未満でした。友人に見せようと開いたときにヒンジのあたりで何かを感じ、そのまま開くと割れる音がして、画面がヒンジに沿って割れたといいます。Apple Storeに持ち込むと、その場で新品に交換されました。
もう1件、米国の購入者は、初期設定の途中で4回ほど開閉したところでヒンジが固くなり、そのまま押し切ったら音がして割れたと書いています。こちらも、Apple Storeで無償で交換されました。

報告にはほかに、次のようなものがあります。
- 中国の店頭の展示機で、画面が割れた写真が複数出回っている。ただし、多くは経緯が分からず、使った人が傷めた可能性もある
- 画面に光らない点(ドット抜け)が出たという報告もある
- 米国では、携帯会社のT-Mobileが、iPhone Duoの部品交換は1月までできないと案内した例がある
割れの写真が出回ったことで、海外では「クラックゲート」という呼び名も使われ始めました。ただ、報告の数は、10月25日の時点で約10件と数えられています。発売直後は大量の端末が一度に出回るので、初期不良がいくつか出ること自体は珍しくありません。米国のAppleInsiderは、取材した直営店7店では、画面の破損で修理や返品に持ち込まれたiPhone Duoはまだ1台もなかったと伝えています。これは発売翌日の数字なので、割れる割合までは分かりません。
私がいちばん気になったのは、詳しい2件がどちらも「割れる直前にヒンジの手応えがおかしかった」と書いていることです。原因はまだ誰にも分かりませんが、固い、引っかかると感じたところで力を入れて押し切らないことは、今日からできる対策です。
発売直後の割れの報告と交換の経緯、折り目の変化、修理代までを日本語で整理した動画があります。報告の中身を短く確かめたい人に向いています。

動画では、オーストラリアの例について、破損した端末とApple Storeでの交換は裏付けられている一方、使用回数や壊れた原因までは確かめられていないと説明しています。開閉試験で折り目が深くなる例があること、修理代は表面の保護層を替えるのか内側の画面を替えるのかと、保証が使えるかで大きく変わることも整理されています。
Appleのサポート文書と、割れたときに最初にすること
Appleは発売日の10月23日に、iPhone Duoの「ヒンジの問題のトラブルシューティング」を公開しました。挙げている症状はどれも、診断やソフトウェアでは直せず、確認しても直らなければ内側の画面の部品ごと交換する流れです。

Appleのサポート文書が挙げている症状は、次の5つです(2026年10月26日時点では、日本のサイトでも英語の文書です)。
- 最後まで開かない、または閉じない
- 開け閉めのときに異音がする
- ヒンジが緩い
- ヒンジが曲がっている、壊れている
- ヒンジの動きに影響する外装の損傷がある
同じ文書は、ヒンジの問題には診断もソフトウェアでの対処もないとしていて、再起動やアップデートは要らないと書いています。利用者ができる確認は、次のとおりです。
- 他社製のケースや画面保護フィルムを外す
- 開け閉めして、音がしないか、緩い・固い・ずれていると感じないかを確かめる
- どの角度でも、ヒンジが本体をしっかり支えるかを確かめる
- ヒンジのまわりに砂やほこりがないか、外装にへこみや傷がないかを見る
- 画面を、柔らかく少し湿らせた、けばの出ない布でふく(ケーブルを外して電源を切ってから。漂白剤や過酸化水素を含むもの、エアダスターは使わない)
これで直らなければ、内側の画面の交換になります。画面が割れて線が出ている場合は、ここで自分にできることはほとんどありません。

窓口は、買った場所で変わります。
- Apple Storeで買った場合: Apple StoreのGenius Bar、Apple正規サービスプロバイダ、配送修理のどれかに相談する
- キャリアで買った場合: まず買ったキャリアの窓口に相談する。交換の期限や手順は各社で違う
日本はAppleのセルフサービス修理(自分で部品を取り寄せて直す仕組み)の対象に入っていないので、純正部品で直すならAppleか正規サービスプロバイダに預けることになります。非正規の修理店の中には、部品の供給の見通しが立つまで、iPhone Duoの修理を受け付けない方針を出している店もあります。
私は、割れた・手応えがおかしいと気づいたら、使い続けずにその時点でAppleに見てもらうのがいちばんだと考えています。あとで保証を判断してもらうときに、いつ、どう開いていて起きたかを説明できるよう、日時と状況をメモし、画面の写真を撮っておくと話が早く進みます。
修理代:AppleCare+があるかで内側の画面は約14倍の差
iPhone Duoの内側の画面の修理は、AppleCare+に入っていれば12,900円、入っていなければ182,800円です。差は約14倍で、修理代が本体価格の約半分になります。

| 修理の内容 | AppleCare+なし | AppleCare+あり |
|---|---|---|
| 内側の画面 | 182,800円 | 12,900円 |
| 外側の画面 | 64,800円 | 3,700円 |
| 背面ガラス | 34,800円 | 3,700円 |
| カバー層(内側の画面の表面) | 8,800円 | 3,200円 |
| バッテリー | 40,800円 | 0円(容量80%未満のとき) |
| その他の損傷 | 273,800円 | 12,900円 |
AppleCare+ありの料金は、AppleのAppleCare+のサービス料のページに載っている金額です。AppleCare+なしの料金は、Appleの修理サービスのページで機種を選ぶと出る見積額(税込)で、最終的な料金は端末を診断したうえで決まります。

ここで知っておきたいのが、「カバー層」と「内側の画面」の違いです。カバー層は、内側の画面の表面を覆うポリマー製の層で、Apple幹部は傷んだり折り目が目立ったりしたときに交換できる部品だと説明しています。ただ、今回報告されている割れは、画面に光る線が出て表示そのものが乱れているので、カバー層の交換ではなく、内側の画面の修理(12,900円か182,800円)に当たると考えるのが自然です。
iPhone Duoで選べるAppleCare+は「盗難・紛失プラン」で、料金は月額2,980円、年額29,800円、一括57,800円と報じられています。購入から30日以内なら、iPhoneの「設定」アプリから加入できます。
私は、iPhone Duoを買った人はAppleCare+にほぼ入るべきだと見ています。一括57,800円に内側の画面の修理12,900円を足しても70,700円で、保証外の182,800円より10万円以上安く済みます。内側の画面を1回直すだけで元が取れる計算です。加えて、発売直後は在庫が少なく、日本のAppleの直販では10月17日時点で出荷が2027年1月22日と案内されていた構成もあります。AppleCare+にはエクスプレス交換(修理を待たずに交換用の端末を送ってもらうサービス)もあるので、手元から端末がなくなる期間を短くできるのも大きいと感じています。
無料で直る? 1年保証・返品・キャリアの扱い
割れたiPhone Duoが無料で直るかは、Appleが「通常の使い方で起きた製造上の不具合」と判断するかどうかで決まります。そう判断されれば、AppleCare+に入っていなくても1年保証で修理・交換の対象です。
Appleの製品1年限定保証は、購入日から1年間、Appleのガイドラインに従った通常の使い方で起きた「材質および製造上の瑕疵」を対象にしています。対象になれば、Appleが修理・交換・返金のどれかを選びます。落とした、ぶつけたなどの事故による損傷は対象外です。
| 扱い | 当てはまるとき | 内側の画面の費用 |
|---|---|---|
| 1年保証 | 通常の使い方で起きた材質・製造上の不具合とAppleが判断したとき | 無償(修理・交換・返金をAppleが選ぶ) |
| AppleCare+ | 落とした・ぶつけたなどの事故も含めて直すとき | 12,900円 |
| 保証外 | 1年保証に当たらず、AppleCare+にも入っていないとき | 182,800円 |
経緯が詳しく書かれた2件は、どちらもApple Storeでその場で無償交換されています。ただ、どの割れが「通常の使い方」に当たるかは、店で端末を見た人の判断になります。私は、ここが持ち主の側で決められないのがいちばん不安な点だと感じています。だからこそ、AppleCare+に入っていれば、どちらの判断になっても12,900円で済むという安心があります。
返品とキャリアの扱いも確かめておきましょう。
- Apple Storeで買った場合: iPhoneは購入後14日以内なら返品できます。ただし、条件は「損傷のない」iPhoneです。割れた本体が返品の対象になるかは、この文面からは読み取れないので、割れた後は保証で見てもらう話と考えておくほうが無難です
- キャリアで買った場合: 交換の期限は各社で違います。たとえばauオンラインショップでは、iPhoneを含むスマートフォンの不備(汚れ・傷など)による交換は、商品受領日を含む8日以内です
キャリアの交換期限はApple Storeの返品期限より短いことがあるので、キャリアで買った人は、届いた日に開け閉めの手応えを確かめておくことをおすすめします。
耐久テストで分かった弱点:砂と逆向きの力
非公式の耐久テストでは、ヒンジに入る砂と、開ききった先へ曲げる力がiPhone Duoの弱点だと分かりました。一方で、普通の開け閉めを数万回繰り返しても、ヒンジに目立った劣化は出ていません。

Appleは、iPhone Duoの開閉回数の耐久値を公表していません。ヒンジは100以上の部品でできていて、内側の画面は上下のガラスの層を専用の接着剤で「本のページのように」ずらして、折ったときの負担を和らげる作りだと説明しています。防水防塵は、iPhone Duoの仕様ではIP68等級(最大水深6メートルで最大30分間)です。
主な耐久テストの結果は、次のとおりです。
- 約3万2,640回の開閉(米国の記者の試験): 自作の機械で4晩、ケースを付けたまま約130度まで開いて閉じる動作を繰り返した。目立った劣化はなく、ヒンジはむしろ少し固くなっていた。ただし、毎回完全には閉じていない
- 3,000回の開閉(中国の動画制作チームの測定): 新品で48マイクロメートルだった折り目の段差が、3,000回の開閉後に167マイクロメートルになった
- 500回と1万回の開閉(中国のレビュアーの試験): 500回で折り目が深くなったが、1万回を超えてもヒンジの動きは保たれていた
- 砂とほこり(海外の耐久テスト): 砂とほこりをかけて開け閉めすると、ヒンジの隙間から入り込み、磁石で閉じたままにできなくなった
- 逆向きに曲げる(同じ耐久テスト): 内側の画面を外側にして曲げると、本体は折れなかったが、内側の画面に線が出て、2回目でさらに増えた
折りたたみスマホのヒンジの耐久性を、砂・熱・逆向きの力まで試した動画です。英語ですが、ヒンジに砂が入って閉じなくなる様子と、逆向きに曲げたときに画面に線が出る様子は、映像で見るのがいちばん伝わります。

動画では、IP68の防塵等級があっても、ヒンジのいくつかの隙間から砂が入り、閉じた状態を保つ磁石の力が負けて開いたままになっています。逆向きの曲げでは、本体は残ったものの、画面の中央から縁まで緑の線が入りました。内側の画面は外側のCeramic Shield 2より傷がつきやすいことも示されています。
IP68は、水やほこりが中に入って壊れるのを防ぐ等級です。ヒンジの隙間に砂が詰まって動かなくなるのは、IP68とは別の話だと考えておくべきです。なお、逆向きの曲げは普段の開け閉めとは違う向きの力なので、今回の割れの報告と同じ原因だとは言えません。
この結果から、私が考える壊さない使い方は次のとおりです。
- 砂浜やほこりの多い場所では開かない。砂の入ったポケットに入れない
- 開ききった先へ力をかけない(開いた本体の上に座る、開いたままかばんの底に入れる、など)
- ヒンジが固い、引っかかると感じたら、押し切らずに止める
- 内側の画面の表面の層は、保護フィルムに見えてもはがさない
- 画面は、柔らかく少し湿らせた布でふく。エアダスターは使わない

折り目については、Appleのハードウェア担当の幹部が「使い続けても目立ってこない」と説明しています。実機を触ったレビューでも、正面から見ると折り目はほとんど気にならないという声が多く、光を当てて探すとやっと分かる程度です。一方で、開閉を重ねると折り目の段差は深くなっていくので、私は「見た目は目立ちにくいが、変化はしている」と受け止めています。
実機で折り目の見え方と、Apple純正ケースを付けたときの様子を確かめた動画です。購入前に、折り目がどのくらい見えるのかを知りたい人に向いています。

動画では、正面から見ると折り目は気にならず、光を当てて探すと見つかる程度だと話しています。Apple純正ケースには、バンパー型と、MagSafeやスタンドに対応した型の2種類があることも紹介されています。
iPhone Duoはリコールになる? 修理プログラムの可能性
2026年10月26日時点で、iPhone Duoのリコールも修理プログラムも発表されていません。 Appleは欠陥を認めておらず、交換は1台ごとの保証の対応です。
ネット上には「リコール級」「アナリストがリコールを警告」といった言葉も出ていますが、名前の分かる専門家やAppleの発表を根拠にした話は見つかりませんでした。現時点では、うわさの域を出ないと考えてください。

まず、言葉の違いを整理します。
- リコール: 製品を回収したり、交換・返金したりすること。日本で公表されているリコールは、発火した充電器やイヤホンのように、安全にかかわる製品が中心です。消費者庁は、リコール製品で起きた火災などの重大製品事故を公表しています
- 修理プログラム(修理サービスプログラム): メーカーが特定の不具合を認めて、無償や一律の料金で修理すること。製品を回収するわけではなく、症状が出た人が申し込みます
画面が割れる不具合は、発火のように身の安全にかかわる問題とは性質が違います。私は、仮にAppleが対応を広げるとしても、回収(リコール)より、修理プログラムか個別の交換で対応される可能性が高いと見ています。
参考になる前例が3つあります。
| 前例 | 年 | 何が起きたか | メーカーの対応 |
|---|---|---|---|
| iPhone 6 Plusの「タッチ病」 | 2016年 | 画面の上に灰色の線が出て、タッチが効かなくなる | 修理プログラム。日本は一律14,800円、購入から5年以内。有償で直した人には差額を返金 |
| MacBookのバタフライキーボード | 2018年 | キーが反応しない、連続で入力される | 2015年以降のモデルを対象に無償の修理プログラム |
| 初代Galaxy Fold | 2019年 | レビュー機の画面が壊れた | 発売を約5か月延期。ヒンジの上下に異物を防ぐキャップを付けるなど改良 |
iPhone 6 Plusの例では、Appleは不具合を「硬い場所に何度も落とした後に起きる」と説明しつつ、一律料金の修理プログラムを用意しました。初代Galaxy Foldでは、原因の1つがヒンジの隙間から入る異物、もう1つが保護フィルムに見える画面の層をはがしたことでした。iPhone Duoの耐久テストで見えた弱点(砂と表面の層)と似ているのは、私も気になっている点です。
今後、どちらに転ぶかの分かれ目は、次の4つだと私は見ています。
- 報告がこれから増えていくか(いまは約10件)
- Appleが、不具合が出た端末を調べた結果を出すか
- 修理プログラムやサポート文書の更新があるか
- 生産の途中で部品や作りが変わるか
前例では、修理プログラムができたときに、それまで有償で直した人へ差額が返金されています。もし保証外で直すことになった場合は、修理の領収書、修理の記録、割れた画面の写真を残しておくことをおすすめします。
私の見方:いま買うなら「AppleCare+込み」で考える
私は、今回の報告だけを理由にiPhone Duoをあきらめる必要はないと考えています。ただし、本体価格にAppleCare+の料金を足した金額で、買うかどうかを決めるべきです。
理由は2つあります。1つは、報告の数がまだ少なく、数万回の開閉テストでもヒンジは持ちこたえていることです。もう1つは、それでも割れたときの修理代が本体の約半分と大きく、しかも割れが保証の対象になるかを持ち主が決められないことです。この「確率は低いが、起きると重い」リスクには、保険で備えるのがいちばん合理的です。
予約して受け取りを待っている人にとっては、待つ間に報告が増えるのか、Appleが説明を出すのかを見てから受け取れる、という見方もできます。届いた日には、閉じたときに隙間がないか、開くときの手応えに引っかかりがないかを確かめ、おかしいと感じたらその時点でApple Storeに持ち込むのがよいでしょう。
ほかの折りたたみスマホと比べたい人は、Galaxy Z Fold8やPixel 11 Pro Foldとの比較も判断の材料になります。どの機種を選んでも、折りたたみスマホは修理費が高くなりやすいので、端末保険とセットで考えるのが前提です。
よくある質問
iPhone Duoは壊れやすいのですか? どのくらい割れているのですか?
内側の画面がヒンジ沿いに割れたという報告は、2026年10月25日時点で約10件です。故障率は分かっておらず、Appleも欠陥とは認めていません。数万回の開閉テストではヒンジに目立った劣化は出ていませんが、砂や逆向きの力には弱いことが分かっています。
iPhone Duoの画面が割れたら、無料で交換してもらえますか?
通常の使い方で起きた製造上の不具合とAppleが判断すれば、1年保証で無償の修理・交換の対象になります。実際に、Apple Storeでその場で無償交換された例があります。事故による損傷と判断されれば、AppleCare+で12,900円、保証外で182,800円です。
iPhone Duoの修理代はいくらですか?
AppleCare+に入っていない場合、内側の画面は182,800円、外側の画面は64,800円、その他の損傷は273,800円です。AppleCare+に入っていれば、内側の画面は12,900円、外側の画面と背面ガラスは3,700円です。
iPhone DuoにAppleCare+は入るべきですか? いつまで入れますか?
私は、ほぼ入るべきだと考えています。一括57,800円と修理代12,900円を足しても、保証外の内側の画面の修理182,800円より10万円以上安く済みます。加入は購入から30日以内で、iPhoneの「設定」アプリから申し込めます。
割れたiPhone Duoは返品できますか? キャリアで買った場合は?
Apple Storeの返品は購入後14日以内ですが、条件は「損傷のない」iPhoneなので、割れた本体は保証で見てもらうと考えるほうが無難です。キャリアで買った場合は各社の規定に従います。たとえばauオンラインショップの不備による交換は、商品受領日を含む8日以内です。
iPhone Duoはリコールになりますか? 無償修理のプログラムは出ますか?
2026年10月26日時点で、リコールも修理プログラムも発表されていません。画面割れは発火のように安全にかかわる問題ではないため、対応が広がるとしても、回収より修理プログラムや個別の交換になる可能性が高いと私は見ています。
すでに有償で修理した場合、あとで修理プログラムが出たら返金されますか?
iPhone Duoについては何も発表されていません。ただ、過去のiPhone 6 Plusの修理プログラムでは、それまで有償で直した人に差額が返金されました。念のため、修理の領収書と記録、割れた画面の写真を残しておきましょう。
iPhone Duoを壊さないために、何に気をつければいいですか?
砂やほこりの多い場所で開かないこと、開ききった先へ力をかけないこと、ヒンジが固いと感じたら押し切らないことの3つです。内側の画面の表面の層は、保護フィルムに見えてもはがさないでください。
iPhone Duoの折り目は、使っているうちに目立ってきますか?
Appleは、マットな表面仕上げで、使い続けても折り目は目立ちにくいと説明しています。ただ、3,000回の開閉で折り目の段差が48マイクロメートルから167マイクロメートルに深くなったという測定もあり、形の変化は起きています。正面から見る分には気になりにくい、というのが実機を触った人の多くの感想です。
iPhone Duoを安心して使うために、いまやっておくこと
iPhone Duoの画面割れは、報告こそ少ないものの、起きたときの負担が大きい問題です。ポイントを振り返ります。
- 報告は約10件で、原因は不明。Appleは欠陥とは認めていない
- ヒンジの不具合は、ソフトウェアでは直らず、内側の画面ごと交換になる
- 内側の画面の修理は、保証外182,800円、AppleCare+なら12,900円
- リコールや修理プログラムは発表されていない。広がるとしても、修理プログラムの可能性が高い
今日からできることは、次の4つです。
- 購入から30日以内なら、「設定」アプリからAppleCare+への加入を決める
- 買った場所の返品・交換の期限(Apple Storeは14日、キャリアは各社の規定)を確かめる
- 開くときにヒンジが固い、引っかかると感じたら、押し切らずにAppleか買ったキャリアに相談する
- 万一割れたら、日時と状況のメモ、画面の写真、修理の領収書を残しておく
報告の数やAppleの対応は、これから変わる可能性があります。気になる人は、Appleのサポートページの新しい案内も確かめておきましょう。



